友人の100才のお母様が亡くなられたという。
そのことを聞いたとき、「ちょっとだけ自慢話をさせて」といった。
彼女のお母様は大陸から引き上げられ、貧しく大変な苦労の連続の中で子育てをされたそうだ。
貧しいのは全部一緒の時代を過ごしたのだけれど、お母様は80歳を過ぎて痴呆になられて段々に娘たちの判別も難しくなっていた。
しかし、子供へも、医師にも、施設の方にも、「ありがとう!すみませんねー!」が口癖だったという。
彼女が嬉しいのは『母が最後まで残したものが「ありがとう、すみませんねー」なことが自分の道筋を照らしてくれているようだという。
彼女は地域の福祉活動に熱意を注いでいる。
去年、彼女の義母が96才で亡くなられた時、ボランティア行事を抜ける形でお見送りをした。
今回もお母様は正月のボランティアが始まらない5日になくなられた。
彼女のボランティア8日にはもう始まったそうだ。
娘の行動を義母、実母はしっかりと応援していた賜物と思う。
彼女はこういう自分の親の介護を人に知らせず、さりげなく様子を見に行ったり、食事を運んだり、通院をしたりしていた。
私達が参加しているボランティアの利用者の中にも確実に「ありがとう!すみませんね!」の方がいる。
彼女の話も、この方も、実物の見本。
見本が身近にいる事は本当に幸福なことだ。
本質的に意地悪根性の私にとって「身近な手本」は本当に有難い事だ。
感謝!
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