2015年12月15日火曜日

「黄金のアデーレ 名画の返還」を観て

今日は8時に家をでて映画「黄金のアデーレ・名画の帰還」を見てきました。
画家クリムトの「アデーレ」はカレンダーか、教科書かで誰でも見たことがあると思います。

ナチスに没収されて、オーストリア国立美術館に収蔵されていたのを「アデーレは私の伯母だ。叔父がクリムトに描かせた伯母だ」と、アメリカ、カリフォルニアに住む姪が返還を求めて、それが認められるまでを映画にしたものです。
「オーストリアの宝」とされていたものを、個人が返せというのですから・・・
絵には1億3000万ドルの値打ちがありました。
しかし、彼女は値打ちを求めたのではなく、「家族を失ったこと、家も財産も故国も失ったこと」の原因を確認させたかったのです。

返還を勝ち取ったあと、彼女は絵の値打ちに関係のない、それ以前の暮らしのままに2011年に亡くなったそうです。
今も10万展のナチスによる没収品が未返還のままだそうです。


 「クリムトの絵」として豪華な衣装を纒った女性を見ていたけれど、彼女の哀しそうな瞳は将来への恐れを感じていたのですね。
ナチスの映画は命の瀬戸際のドラマで息が詰まります。
今も世界のあちこちで命の瀬戸際で普通の人が暮らしていて報道を観ても辛いですね


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