午前中、風が涼しい。
彼と私は木陰をのんびり散歩、日向は急いで。
私たちを祝福しているような爽やかな風。
彼も喜びの声を出している。
最初に乗馬クラブに馬を見に行った。
この辺りで「ママに会えない。」と感じたようで、馬など眼中に入らない。
痰が絡んだような咳も気になる。
古民家集落館に入って、バギーを置いて抱っこで歩いた。
私の首に両手を巻きつけて、彼の不安が伝わる。
預けられて9日目。
彼の心を思うと私も切ない。
白川集落民家では、おじさんが囲炉裏で火を炊いていた。
煙が、幼い頃の田舎を思い出させて懐かしい。
藁葺きの家は涼しく、中に入って休憩させてもらうことにした。
おじさんが囲炉裏で火を焚いていて。
虫干しかな?
「ゆっくりしたら?涼しいよ。」と
涼しい場所にゴザを敷いて端をクルクル巻いた。
「枕になるよ。」といいながら。
私と彼は並んで大の字になった。
二人してニッコリ!
彼の満面の笑みにホッとする。
竹林からそよそよと二人を風がなでていく。
しばらくしてから、小川に水を流している子供広場へ行った。
平日のせいか、小川に水は流れていない。
ほんのお湿りのような水に、数人の子供が寝転んで遊んでいる。
咳のこともあり、水遊びはやめようと思っていたけれど、足くらいは浸したかったよね。
昼近くになり、彼のお宿へ帰ることにした。
「ご飯だ、ご飯だー!」に、彼流パチパチで賛同。
12時10分前、お腹も空いてきたんだ。
あと2日でママに会える彼。
「彼も頑張っているから、ママもがんばれー」と入院中のママにメールした。
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