2018年5月9日水曜日

京都北山 朝日峰688m


コース: 四条大宮JRバス9:2→:49山城高尾バス停神護寺参道10:00→浪切不動尊10:20→6号橋10:55(渡って右が登山口)→地蔵尊11:55→松尾峠12:00→朝日峰12:15(昼食)13:00→林道終点1:50→峰山下(巻く)14:20→15:10高山寺:→栂尾バス停13:25
JRバス15:39発

神護寺のモミジ、高山寺のモミジ、若葉が元気溌剌、美しく風にそよいでいる。
なのに、これを愛でる観光客は少ないようだ。
私たちは、胸いっぱいにフィトンチッドの風を吸いながら神護寺を過ぎて、谷山川沿いの林道を歩き始めた。こんもり咲いているのはヤブデマリ、足元にはタツナミソウやクリンソウ、ワラビも採れた。
林道から山道に入ると、折り返しながら長い登りが続く。
美しい北山杉、荒れた北山杉、明るい雑木林、ミツバツツジも多い。
風もあるが、急登やホッと一息の鞍部を繰り返して大汗だ。
松尾峠を過ぎて、ピストンとなる朝日峰への登りは、雑木林を15分も登り続けて、明るい山頂に着いた。
山頂からは京都市街を見下ろし、京都タワーが白く光っている。
本日は特別に気温も低く、風もある。それぞれ暖かい場所で楽しい昼食。
さて、下りは林道へ戻り、終点まで歩くが、これが結構長い。
ほんまか?と疑うほど歩いて林道終点へ。
爽やかな山道をしばらく楽しむうちに倒木に道が塞がれている。
前年の台風禍であろう。少々の倒木ではないのである。
探した山道に戻り、峰山辺りまでは順調に歩いた。
峰山638mを巻く辺りから、倒木の連続。
山は荒れ放題、倒木放題、深い谷を見下ろす細道を、くぐり抜け、乗り越え、体をひねり、苔の生えた細い沢を、道を探して右へ、左へ。
まさに苦難の人生のようではないか。
全員無事に高山寺へ下山、ホッとして疲れた。
「さよなら、バイバイ」と振り返るも、王将で乾杯すれば、冷や汗も忘れて、「面白い山だった。」と笑う。
これもまた人生のようではないか。
せっかくだから、高山寺を見学して行こうという人もなく、王将へ向かう仲間であった。
私は高山寺へ初めてきた。
秋桜子の句碑「ひぐらしや ここにいませし 茶の聖」があった。
開山の祖「明恵」は、茶の栽培に適した土地を探しに宇治に来たと先週のブラタモリで知った。
「みょうけい」というと「みょうえ」というんやで、と仲間が教えてくれた。
四条大宮からバスに乗ればいいと分かったので、神護寺、西明寺、高山寺をゆっくり訪ねたいと思う。
ヤブデマリとタニヤマガワ

浪切不動尊

タツナミソウ

クリンソウ

松尾峠不動尊

山頂への雑木林

北山杉

高山寺 開山堂

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